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導入事例:文化服装学院

SOLUTION.20

世界とつながる場を提供してくれる、心強いパートナー

文化服装学院 ファッション流通高度専門士科

東京・渋谷区にある文化服装学院の「ファッション流通高度専門士科」では、全員がオンライン英会話を授業内で必修受講しています。導入から3年目を迎え、すでに2年にわたり本格的な活用を行ってきました。その成果と背景に迫る、DMM英会話導入のSTORYとは。

  • 導入形式:授業導入
  • 受講場所:学校
  • 対象学年:全学年 (一部学科)
  • 利用頻度:月4回

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文化服装学院のファッション流通高度専門士科について教えてください

単にファッションについて学ぶだけでなく、国際的及び環境的な視座を持った起業家精神が育めるようカリキュラムを編成しています。当校においては唯一、四年間を通して英語が必修として組み込まれている科です。3年次には約一週間の海外研修があり、2023年度はニューヨーク、2024年度はサンフランシスコを訪問しました。また、企業とのコラボレーションやインターンシップもカリキュラム内に組み込まれており、ファッションの現場や実状を学校の内外を通して学ぶことが出来ます。

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導入したきっかけや背景について教えてください

導入の理由は、大きく分けて二つあります。
一つ目は、多数の学生に対して一人の教員がスピーキングを指導することへの限界を感じていた点です。集団授業では十分なインプットはできても、学生一人ひとりのアウトプットに対して十分なフィードバックを行うのが物理的に難しく、どうしても指導に偏りが出てしまいます。学生同士のピア・フィードバックも有効ではありますが、英語の正確性に欠けることも多く、また相手の誤りに気づいても遠慮して指摘を控えてしまうこともあります。そもそも(日本の外に出ればまた話は変わってくると思いますが、)母語が同じ人同士があえて英語を使って話すという状況自体が、教室を一歩出れば異様な光景だといえます。そういった意味でも、教室内でどのように「実情に即した英語を話す場」を確保すればいいかが課題でした。その点で、DMM英会話の導入には大きな意義がありました。
二つ目は、学生一人一人に自分の考えを整理し、それを英語で的確に伝える力を身につけて欲しいという思いです。異なる文化的背景をもつ相手との対話では、これまで自分が前提としてきた価値観や常識が通用しないこともあります。そうした状況に向き合うことは、語学力だけでなく、多様性を受け入れる力や柔軟な思考力の育成にもつながります。DMM英会話は世界各国のインストラクターと対話する中で、言葉の背景にある文化や価値観にも自然と触れることができ、非常に意義深い学習体験を提供してくれています。 導入から今年で3年目になりますが、学生たちの英語力の向上に加えて、学習に対する姿勢にも大きな変化が見られます。「もっと自分のことを上手く伝えたい」「相手の考えを深く知りたい」「より円滑に意思疎通を図りたい」といった前向きな声が年々増えてきました。DMM英会話は、単なる語学学習のプラットフォームではなく、学生たちにとって“英語を使って世界とつながる場”を提供してくれる、心強いパートナーだと感じています。

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授業内で利用するにあたり、学生の英語レベルやコースに応じた指導方法や教材選定で工夫していることは何ですか

学生の英語の習熟度に応じて基礎レベルと応用レベルの2クラスに分け、DMM英会話をその一環として導入しています。全員ファッションを専攻しているため、ファッションや外見に関するトピックを多く取り入れ、専門分野と結びつけた英語学習を行っています。基礎レベルのクラスでは、レッスン前に当日使用する語彙や文法の要点を簡潔に説明した上で、受講を進めています。また、ファッション分野では外来語由来のカタカナ表現が多く用いられることから、それらの語彙が英語として実際に外国人講師に伝わるのかを、実践的な対話やオリジナルのアクティビティを通じて確認しながら学べるよう工夫しています。( 三村先生)
In the advanced class, we mainly use the Daily News lessons as part of the class curriculum. We have discussions using the Q & A provided in the lesson material prior to their DMM lessons with their tutors.(Keilene先生)
新学期開始から約1か月後にDMM英会話が導入されるため、学生の英語レベルを把握できた状態でDMM英会話に臨めることはメリットの一つだと考えています。これにより、共通の「会話」教材を提示しつつ、その教材と明らかにレベルが離れている学生にはフリートークやトピック別会話、もしくは「会話」の中でも別のレベルを提示することで学生個人個人の習熟度に応じた学習支援を行っています。また、3年次の2月上旬には海外研修があるため、その時期が近づくと「旅行と文化」の教材を選択し、入国審査や機内での英語表現の予習を行っています。(増田先生)

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導入して、学生に変化はありましたか

DMM英会話を導入するまでは一人一人が話す時間を十分に取れないこともありましたが、導入後は全員が25分間習慣的に話す時間を持てるようになり、少しずつ上達を感じています。導入して今年で3年目ですが、初めはレベル1~2でレッスンを受けていた学生も次第に3、4とレベルを上げて受講ができるようになってきました。また、英語力の面だけでなく、表情も明るくなったと思います。実を言うと、レッスン前は緊張してレッスンに消極的な学生もいますが、レッスンが始まればみな明るい表情で会話を楽しんでいます。導入しているファッション流通高度専門士科は、卒業後販売職につく学生も多いので、お客様と言葉を交わす際のコミュニケーションスキル向上の側面からも効果を期待しています。初対面の人と毎回25分話すというのはオンライン英会話のようなプラットフォームを使用しなければ、なかなか授業内で再現できない環境だと思います。(三村先生)
I believe it's a wonderful activity for students to participate in. I actually think they should do it more often. Although some of them are a bit nervous at the beginning, once the lesson starts and they see a tutor smiling at them, they usually enjoy speaking English and are not afraid to make mistakes or try communicating in English.(Vaughan先生)
授業に組み込んで受講できる期間は良いのですが、GWや夏休み等の長期期間に入るとレッスンチケットを無駄にしてしまう学生が大多数なのが現状です。ただ、これにはポジティブな側面もあって、長期休み明けに再開すると「夏休みに喋ってなかったから単語が出てこなかった」というように継続の重要性に気づく学生もいます。こうした気づきのある学生をいかに誘導するかを教員が考えなければいけないなと感じています。( 増田先生)

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レッスンを通じて、学生にどのようなことを学んでほしいですか

まずは、会話力をつけて、英語を身につけて欲しいです。学生のうちはとにかく物怖じせずに、口を開いて欲しいと思います。その積極的な姿勢がその後の人生にも役立つはずです。例え拙い英語であっても、自分の意見を明確に表明する訓練は、今後ますます進むグローバル社会を鑑みても、学生時代に行ってほしいことの一つです。ただAIを用いて機械翻訳をしているだけでは、到底身につかない能力です。加えて、ある程度英語が修得できれば、選択肢の幅が大きく広がることも知って欲しいと考えています。英語ができる場合とできない場合を考えると、仕事の範囲や責任、加えて住む場所、交友関係など選択肢の幅が格段に広がります。もちろんその上で日本に住み、日本語のコミュニティーの中で日本語が分かる人とのみ交流する、またビジネスをするという選択肢を取るのであればそれはそれで尊重されるべきですが、いざというときに「英語」というカードを持っているのといないのとでは大きな差だと思います。また、英語学習を通じ様々な人と接する中で、今まで触れてこなかった文化や考えに触れ、趣味や興味の幅が広がることにも期待しています。100%純粋に言語だけを学ぶという環境はないと思っているので、背後にいるその言語の使用者の価値観や考えを今まで以上に感じ取って欲しいです。この点においては紙ベースで勉強するよりも、DMM英会話のように講師と直接やり取りできるようなプラットフォームの方が確実に優れています。(三村先生)
More than anything, I hope they gain the confidence to speak in English one-on-one for 25 minutes. It's not easy, but they're getting better and better at it! Practice makes perfect!(Vaughan先生)
海外の(しかも各国の)方と話す機会は日常ではまずありません。ぜひその国の基礎知識や文化、歴史を豆知識程度でも良いので得て、海外に目を向けるきっかけになればいいなと思います。(増田先生)

<実際に利用されている学生様の声>

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授業内で受講し始めた頃からの変化について教えてください

初めて受講した時は、講師の話すスピードが早かったり、発音が聞き取れなかったりで、何を言っているのか全然理解できずにパニックに陥ってしまいました。また、日本語が一切使えない恐怖心から、沈黙してしまう場面が多かったです。 3年目になって回数を重ねたことで勇気が出て、自分から講師の方に自分から質問ができるようになりました。完璧でなくても良いから、ジェスチャーを交えて自分が使える簡単な英語で、積極的に相手にわかりやすく伝えるように意識しています。あとは、オンラインであっても、アイコンタクトを意識して会話するようにしています。

DMM英会話を通じて、これからどのようなスキルを伸ばしたいですか

言語の壁を気にせず、積極的に自分の意見を伝えられるようになりたいです。就職先でも活かせるように頑張ります。洋画を字幕なしで楽しめるようなリスニング力も身につけたいです。

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語学担当
SOLUTION.20

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